パーテーションは大きくわけて、「設置型」と「施工型」の2種類があります。それぞれの特長は以下の通りです。
◆設置型
取り外しや移動ができる簡易的なパーテーションです。業者による工事が不要で、ついたて式になっているのが特長です。必要な場所に設置するだけでいいため、比較的低コストで導入できるのがメリットです。折りたたみタイプや伸縮タイプ、連結タイプのパーテーションなどがあり、デスク間の仕切りや打ち合わせコーナーの目隠しなどに適しています。必要に応じて畳んで収納したり、移動したりすることができるため、柔軟なオフィスレイアウトが実現するのが魅力です。
◆施工型
業者が設置工事を行い、壁や床にしっかりと固定したパーテーションです。スペースを完全に区切ることができるのが特長です。隙間のないタイプのパーテーションは遮音性が高くなるため、応接室や会議室、セキュリティが必要な財務や人事部、サイバー室など機密性が求められる場所に適しています。施工型は、色や素材のバリエーションが豊富にありますので、オフィスの雰囲気にあわせて自由にお選びいただけます。
パーテーションの素材が違えば、見た目や期待できる効果も異なります。それぞれの素材の特長を知り、オフィスにあう素材を選びましょう。
◆ガラス
開放的で広さを感じる空間を演出できます。ガラスパーテーションはデザイン性が高いため、オフィスのトレンドになりつつあります。すりガラスを使用すると、開放的でありながらも中の様子を見えにくくすることもできます。また、パーテーションの一部分だけをガラスにすることも可能です。
◆ポリエステル
丈夫でしわになりにくい特長があります。また、薬品にも強いため、病院や保健所をはじめ、美容院やサロンなどの仕切りにぴったりです。清潔感を求められるオフィスや店舗には、取り外して洗うことができるタイプのパーテーションがおすすめです。
◆ポリカーボネート
板状のプラスチックで、光を通す素材です。ガラスと同じくらい光を通しますが、目隠しの効果が高く、加工が簡単で衝撃に強いのが特長です。明るさを確保しながら空間を仕切ることができ、透けすぎの心配がないので、プライベートもしっかり守られます。
◆アルミ
軽くて加工がしやすく、取扱いも簡単なのが特長です。種類が豊富で低価格なため、パーテーションでよく使われている素材です。パネル部分はスチールやガラスなどと組み合わせることが可能で、手軽にデザイン性を高めながらスペースを作ることができます。遮音性は劣るためプライバシーの保護が必要なスペースの設置には不向きですが、カラーバリエーションが豊富なため見た目をおしゃれにできます。
◆スチール
アルミに比べ、遮音性と遮熱性に優れているのが特長です。パネルのつなぎ目が目立たないため、シンプルでありながらスタイリッシュにスペースを仕切ることができます。また、高級感や重厚感のある雰囲気を演出できるため、会議室や役員室、社長室などの落ち着いた空間のパーテーションにおすすめです。
◆布・クロス張り
視線を遮ることができ、快適な作業環境を作れます。メモや掲示物を押しピンで貼ることができるのが特長です。デスク周りからエントランスまで様々な用途に幅広く利用できる素材です。